食事の後は、西川邸と呼ばれる近江商人最大の豪商のお屋敷へ。
するとここは、布団で有名な西川の創業の場所とのこと。
1566年に創業し、今年で450年。初めは蚊帳を作っていたそうです。
近江商人は「売り手よし・買い手よし・世間によし」を示す「三方よし」の経営理念で大きく発展し、伊藤忠、高島屋、大丸、丸紅など有名な百貨店や企業のルーツとなっています。
世界の中で、創業200年以上続く企業最多の国が日本であることがうなずけます。
最後に「日本一遅い乗り物」と看板に書かれていた手漕ぎ小船に乗って、八幡堀巡りへ。
船頭さんが近江八幡や水路の歴史を案内していてくれます。お堀には400年前に作られてた石垣や白壁の蔵が並ぶ風景を楽しめます。
とにかく歩くよりも遅い速度で、ゆっくりと揺られながら30分。これが非常に癒されました。
近江商人からの学びや歴史に触れ、日常で経験できないことができて良い休日となりました。
豊臣秀吉の甥の秀次が八幡山に城を築き、八幡堀と琵琶湖を繋ぎ、船や人の往来が増えたことで商業が発達しました。