こんにちは!イベリコ屋代表の山本です。
先日、東京ビッグサイトで開催された「東京インターナショナル ギフトショー」に出展しました。
今回のテーマは「心を伝える愛の贈り物」。出店数2824社の日本最大の展示会です。
展示会以外にも様々なコンテンツやセミナーも同時開催されており、その中で、特に印象に残ったのが、デザイン会社kenma(ケンマ)代表の今井裕平さんによる特別公演でした。
以前に、テレビ番組「カンブリア宮殿 」に出演されていたのを拝見しており、デザインの力で売上を上げるというお話をされていたのを見たことがあり、今回の内容もとても興味があったので聞きに行きました。
今井さんは、ものづくり企業の技術を活かし、ヒット商品を次々に生み出す「フラッグシップ=看板商品」という独自のビジネスデザインの手法を紹介していました。単なるものづくりにとどまらず、新たな事業を創出するためのアプローチを具体的な事例を交えて解説されていました。
特に面白かったのが、ヒット商品を生み出す為のアイディアの出し方です。
ポイントは3つ。
①目的を明確にする。
②アイディアをできるだけ沢山出す。
③要点を決める。この要点というのは「どのようになりたいのか」を具体的に定めることです。
例えば店舗なら認知度を上げたい。オフピークの売上を増やしたい。テイクアウトを増やしたい等。
多くの企業がこの「要点」が不明確なまま進めてしまうケースが非常に多いと語っていました。
1番多い依頼は立て直し案件だそうです。そのような案件は、よくリブランディング。ロゴやパッケージなどを変えていくような事が挙げられますが、それだけではなかなか売上に結びつかず、その原因が、まさに要点を決めずにやっているのではないか?ということにたどり着いたそうです。
例えば、ロボット掃除機のルンバ。通常の掃除機をどのように改良するかという発想ではなく、自動で動く掃除機という視点を取り入れたことで、大きな成功を収めたという話です。
このような斬新なアイディアを出すための思考法が、非常に興味深く、講義自体もクイズ形式が取り入れられていてとても楽しい内容でした。
年内に本を出版されるそうで、発売が楽しみです。